材料観察画像からの特徴量抽出と最適計測の提案

　材料を光学顕微鏡や電子顕微鏡、その他の方法で観察した画像から、その構造の特徴量を自動的に抽出する方法の確立を目指します。とくに、材料の機能に関係する構造的特徴量を効率よく抽出する手法を探索します。また、観察・計測（＝画像を得ること）から機能に関係する特徴量を抽出するだけでなく、逆に注目する機能を特定したときに、その機能が材料にどの程度備わっているのかを効率よく計測する手順を明らかにすることで、試料の作成と評価を繰り返す材料開発をスピーディなものにすることを狙います。

特徴量抽出の高速・高精度化

　材料観察画像から特徴量を自動抽出するには画像処理や機械学習の手法を利用します。その背景にある数理を解明することによって、特徴量自動抽出の高速・高精度化を図ります。